ダーリンは、ユニクロの服で満足する安上がりな男である。そんなダーリンの誕生日に、イルビゾンテの小銭入れを贈った。
ことの発端はというと・・・
ある日探し物をしていたら、長らく使っていなかった私のヌメ革の小銭入れ(十数年前イタリアのフィレンツェで買ったもの→そのときのエピソードはこちら)がタンスから顔をのぞかせた。ダーリンは目ざとく見つけて言ったのだった。
「ヘェ〜いい革じゃん!」
そして、小銭入れを撫で回し、フタを開けて裏革もスリスリ触り、革の匂いもクンクン確かめ、もう一度なでなでした。
ブランド物に興味のない(はずの)ダーリンが、レザーに反応したのだ!どうして男って生き物は革が好きなんだろう?
あれれ、そういう私もいつの間にか、そのヌメ革を触ってうっとりしてる。そうか、子どもが生まれてからというもの、子どもを撫で撫でしなくちゃいけなかったから、ヌメ革の感触なんてすっかり忘れてた。
というわけで、ダーリンの誕生日が迫っていたので、上質のヌメ革の財布を探してみた。ブランド音痴の私は、恥ずかしながら、イルビゾンテをこのとき初めて知ったのだった。
「これよ、これ!この肌触りよ!私がフィレンツェで出会ったのは!」
イル ビゾンテのラインナップのうち、さんざん迷ったけど、手のひらに収まる大きさの焼きヌメ(キャメル色)のコインケースを選んだ。気に入った長財布は品切れだったし、イル ビゾンテのコインケースに「極上のクラフト感」と「大人の遊び心」を感じたからだ。1年前のことである。
「高そうな財布だな。ふーん、イルビソンテっていうんだ〜。たかが小銭入れに大枚はたくなんてもったいないよ」と言ったけど、まんざらでもない、と顔の表情で読みとれた。
ダーリンがポケットからイル・ビゾンテの小銭入れを取り出すとき、ちょい悪ふうでイイ感じである。小物に凝ったクラス感がただよい、濃いグリーンのコットン・セーターにチノパンという、ありきたりでラフな格好が「上質カジュアル」ぽくなる・・・ってのは、ダーリンのノロケじゃなくて、イルビゾンテ・マジックのおかげである。
購入して1年たったILBISONTEの小銭入れ、まだまだ「あめ色」とまではいかないけど、こなれたいい味が出てきています。これからどんな色や風合いに変化していくのか楽しみ。それに、男の人(特に30歳以上)が持つと、ちょっと古ぼけてくたびれた感じの革の方が、いぶし銀的でサマになるような気がします。女性がボロいのを持つのはいただけないけどね。(あ、古くても手入れの行き届いた革なら、女性が持ってもクール!ですよ♪)
風水では、同じ財布を3年以上使うと金運を遠ざけるそうな。でも、私は気にしないことにしてる。だって、IL BIZONTEの故郷イタリアでは風水なんて知らない。だから、イタリア製のお財布と風水は関係ない、という論理である。
実は私、ダーリンのコインケースを見つけると、手のひらで撫で回してはうっとりしているのだった。だって、このILBIZONTE、本当は私が欲しかったんだもん。
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